メニュー

一般的な内科疾患

高血圧

 血管は若い頃は弾力性がありしなやかですが、血圧が高い状態が長く続くと、血管はいつも圧がかかって張った状態となるため、血管壁は厚く硬くなります。高血圧は動脈硬化の大きな危険因子で、大血管にも小血管にも起こり、脳卒中、大動脈瘤、腎硬化症、心筋梗塞、眼底出血などの血管の病気につながります。また、心臓は高い血圧に抗って無理をすることとなり、心臓の筋肉が肥大し、心臓の機能不全になることもあります。こうした合併症を予防するためには高血圧にならないような生活習慣を心がけ、既に高血圧の人は血圧を良好な状態にコントロールすることが必要です。

血圧を上げること
加齢/塩分のとりすぎ/激しい運動をしたとき/性格やストレスの受け止め方/外気温の急変(冬場の脱衣や暖かい室内からの外出)/睡眠不足(睡眠時無呼吸症候群を含む)/力んだ時(排便時など)/運動不足/肥満・過体重/体質(両親も高血圧)など

血圧を下げること
睡眠・休息(リラックス)/運動習慣/暑さ/ぬるめのお湯での入浴など

 血圧はその時の状態によっても刻々と上下します。最近、血圧が高くなってきたとご心配の方は、家庭用血圧計で1~2週間ほど自宅での朝と寝る前の測定値をメモして受診いただくと、診断の参考になります。

   

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME